四感とストーリーで、ワインをじっくりあじわう
こんにちは〜、ジダラクです。お久しぶりです。
ブログで書きたいことはたくさんあったのですが、なかなか忙しくてかけませんでした。ようやく、やることを絞ることが大事だ、と思い、自分のすることを徐々に絞っていくことを覚えました。最近自分の中でのブログの優先順位が上がったので、これからも書いていけたら、と思っています。
前置き
自分の十八番のワークショップがありまして、それが
ほぼ毎月開催しているので、ご興味がありましたら試しに参加してみてください。
というワークです。自分の中で通称「紅茶のワークショップ」と呼んでいます。
実は自分はワインが大好きで、このワークショップもワインで体験したことから派生したワークショップでした。本来ならワインの方が自分は楽しいのですが、アルコールが入っていたり、味の好みが分かれたり…ということから、好き嫌いをする人が少なくて、アルコールのない紅茶でワークショップを開催しています。(ただ、それでも淹れ方や葉っぱにはこだわっています。)
前々からワインでやりたいと思っていて…ようやく家族の協力でワインにて開催することができました。
ワークシートにも新しい要素を入れてやってみました。やったらなかなかに楽しかったので、一部を書いていきます。
内容が多いので、何回かに分けてあげていくことにしました。
ワインに関しても素人ではあるのですが、すごく好きで、一杯一杯、しっかりと向き合うことで見えた世界などを、このブログで一緒に体験して楽しんでいただけたら幸いです。
ワークの大まかな流れ
まずはどんな流れでワークを進めていったのか話していきます。今回は人を味わうという要素を抜いて、ワインを味わうことだけで楽しんでいきました。
- ワインが作られた場所に関しての説明
ワインが作られた場所や作ったワイナリーの考え方にも目を向けてみるとどうなるのか?気になったので、この説明を取り入れました。 - ワインを単体で味わっていく。
今回は3種類のワインをあじわいました。まずはワインそのものをワークシートを通しながら味っていきました。(だいたいこれで一時間半弱くらい使っていた気がします。) - マリアージュ
ワインと料理、相性がいいとお互いに味を引き出し、すんごく美味しくなります。これをマリアージュ(結婚)と言います。(素敵な言葉ですよね、自分もそんな結婚や付き合いをしたいです)いろんな料理と合わせてみてマリアージュ具合を楽しんでいきました。
ワーク
先ほど書いた時系列に追って、ワインを通した体験を書いていきます。
ワインの前提
今回は父が仕入れてくれたこの3種類のワインで行いました。
まずは場所に関しての説明です。
今回のワインは全て同じワイナリー。そこで、ワイナリーに関して説明がありました。(って軽く調べて共有しただけですが…)
コルパッソというワイナリーのワインを扱いました。
場所はイタリア、シチリア島のトラパニ
トラパニは港町で塩田や漁業、ワインも有名らしいです。観光地にもなりつつあるそうです。
さてそんなところにあるワイナリーはどんなものなのでしょうか?
セラーよりも畑を大切にしていて、伝統にも意識を向け守っている。そんな素敵なワインであることがわかりました。ラベルの背景についてもその世界観が反映されていて楽しむ幅が広がっていきます…。
(ラベルは自分たちなりに見出して、あとで答え合わせしたら楽しそうだと振り返っていて思いました。)
ワインを単体で味わう
・味わう流れを説明。
Fiano→grillo→pinot grigio の順で楽しんでいきました。
1種類ずつ、シートを通して味わっていきます。
メモ(シートの左側)
→ 感じたことを書く(シートの真ん中)
→ 合うものを探す(シートの右側)
終わったらシェアする。
こんな流れで一つ一つ味わっていきました。
ブログでは、自分のシートの写真をあげて、「感じたこと」に関してはストーリーで描写していく形であげていきます。「感じだこと」では、自分は風景やストーリーが見えてきて…すんごく楽しかったんです。それをもう少し深く描きたいと思い、改めて書いていきます。
・fiano
<感じたストーリー>
自分は左のメモとは別に、目を瞑って味わった時に頭にどんなシーンが出てくるのか、に任せて感じていきました。
私は今サーフボードの上で腕を組んで半身浴みたいにチャプチャプ海に浸かっています。
サーフィンをさっきまで楽しんではいたのですが、波が穏やかでなかなか捕まえられなくて、ゆったりすることにしました。
今は夏前の、太陽がギラギラと照らしつけるわけではなく、ほんのりと照らしていて。風がサラサラと海の上を走り心地よい気分です。
だらだらと横を眺めていると、自分が上に上がったり下に降りたり、ゆったりとした波にのって揺れています。太陽の光が反射してキラキラ、波の下にジェルが散らばっているかのようでした。
腕とボードが太陽に当てられて乾いてきました。波をゆらゆら眺めていると心地よくて眠気が襲ってきています。
とその時、海水が上からかかってきました。横潮にのって、いつの間にか波の大きな場所に入っていました。海水が鼻から入り、口の中が辛しょっぱくなり、べとべととしてきます。潮に乗っていたことにも驚いて、テンパってパドルをしますが、なかなか前に進みません。そして、少し落ち着いてきたので、パドルの方向を変えて潮から抜け出しました。
ついつい、自分は自然の中で心地よくなっていましたが、気を抜いてはいけないことを気付かされました。自然はあなたがくつろぐためにあるんじゃない。あなたが自然の中にいるだけ。そんなことを実感しました。
・grillo
<感じたストーリー>
今回は一回で見えた描写ではなく、味わって感じた変化(メモのところ)を通して思い描いた描写でした。
この世界では自分は冒険者でした。今回あった遺跡はかなり危険な遺跡。パッとみただけで一筋縄ではいかないことはわかりました。
気温も低く、自分の顔の表面が強い風に吹かれてピリピリと剥がれるような痛さがしみていきます。だんだん疑心暗鬼になってきます。自分は宝にたどり着くのだろうか?本当に宝なんてあるのだろうか?そもそもこれは遺跡なのか、ただ置いてあるものを遺跡と感じているのではないか?と…。体と心をどうにか持たせて、進んでいった結果。とろんとした暖かな真珠を発見することができました。大きいわけじゃないのですが、ほんのりとした温かさが冷えた自分の身体を温めてくれました。
・pinot grigio
<感じたストーリー>
今回はストーリーというより、風景が思い浮かびました。これもフィアーノと同じように、メモしてた味からではなく、頭に浮かんだ風景を素直に書いきました。
自分は川にいました。この川は水面が浅く、大きな岩がゴツゴツしていて、川の上流であることがわかりました。水が岩の間を縫い、時には岩の上を乗り越えて、下へいきます。鮭が川に登ってくるときも、こんな激しい流れの中をひたむきに登っていくのかと思うとあの身体にある大きな力の存在を感じます。
周りに目を向けると、濃い緑色の葉と湿った暗さを持つ木の幹で彩られた、厳存とした静かな森になっていて、神聖な場所のようにも感じました。
終わりに
長くなったので、一旦ここまでにします。「感じたこと」をしっかりとストーリーに落とすのってすごく楽しくて、書いていてワクワクしていました。
次回はこの続き、いよいよご飯と合わせてみた時や、人と一緒に味わうことがもたらすのは何か?など(他の人が味わったものをシェアしてもらった時に何が起きたのか?など)を書いていこうと思います。
これから書いていくのでどんな内容になるかはわかりませんが…。
今回やってみて、ワインを通して光景が思い浮かんでくることがすごく楽しいですし、新たにしっかり向き合い言葉にしてみると、こんな世界を感じているのか、と捉えることができました。すんごく楽しい…。
また、ワインができている場所やワイナリーなどにも、目を向けることも前々からしたいと思っていました。目先で楽しむ消費の仕方は少しもったいないと感じていて、その先にある人や場所を見てみたかったです。今回はそれをやってみて、一言で言うとめっちゃ面白かったです。そこの背景が頭にありながらだと、味わっているのはワインだけじゃなくなっているように感じました。具体的には次回あげますが…ブログを書いた余熱で、ついつい書いてしまいました〜
最後まで読んでいただきありがとうございます!
続く