拝島でのおさんぽストーリー 1
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拝島には、新宿から西武新宿線で一本で行きました。終点なんですね、なんという安心感…。この安心感と、少し切羽詰まっていたので疲れていたこともあって、いつの間にか寝てしまっていました。
トントン、と優しく肩が叩かれました。
マスクをしたおばさんが、「終点ですよ」と起こしてくれて、寝起きだったので小さな声でほそっと感謝を述べてから電車を降りました。
ホームで伸びをして、エスカレーターを登り改札を出ると右手にはこの景色が
いきなりの夕日、夕日が映るタイルと窓の先にあるゆったりとした山の景色との出会いに顔の頬がざわざわ締まっていきました。
これはとんでもないことに出会っているんじゃないか?という感覚に陥り、寝起きで心が穏やかながら弾んできました。
階段を降りて外に出ました。
一つ一つのものは新しいのに、懐かしさが漂っている街だと感じました。
穏やかな日差しが心地よくて、ふわっと抱いてくれているような気がする。
自分のお父さんかお母さんが迎えにきているんじゃないか?そんな安心感で目が湿ってくる空間でした。